チベットは生態保護を積極推進、世界で環境が最も良い地域に
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【12⽉22⽇ Peopleʼs Daily】ゲラダインドン山の南西側の海抜6542メートルの高さにある氷河は、中国第一の大河である長江(揚子江、Yangtze River)の源流の一つだ。
氷河近くにあるチベット自治区(Tibet Autonomous Region)のアムド県(Amdo)に属するマチュ郷では、氷河と周辺の草地を保護するために10年間で家畜の数を40%近く減らした。中国共産党マチュ郷委員会のツェワン・ドルマ書記は、「短期的な利益に動かされることはありません」と述べた。
チベットはここ数年来、チベット高原生態保護法を全面施行し、都市部を含めて大規模な緑化活動を展開し、国立公園を中心とする自然保護地体系の構築を積極推進してきた。
チベットはさまざまな地勢の一体化保護を堅持し、「チベット自治区国家生態文明拠点建設条例」を公布し、重要な山や氷河には封印保護を実施し、チャンタン高原(Changtang)やチョモランマ(Qomolangma、エベレストのチベット名)、カイラス山などの典型的な区域を「国家公園空間配置方案」に組み入れることを積極的に推進してきた。チベットでの自然保護地の面積は自治区全面積の36%を占めている。
2023年末時点で、チベットには陸生野生脊椎動物1072種が生息していた。チベットカモシカの個体数は30万頭を超え、かつては絶滅したとされていたチベットアカシカは800頭余りに増えた。
ラサ市(Lhasa)から南東に直線距離で100キロほどの場所にあるダナン県(Dranang)ダチ郷で高い場所に足を運べば、どこまでも続く木が見える。住民の一人は「40年前は1本も見えませんでした」と説明した。現在は450ムー(約0.3平方キロ)以上の土地で木の苗を育てていて、植樹を多く請け負っているとのことで、「環境が緑化され、ポケットが豊かになり、生活が良くなりました。一挙三得ですよ」と、満足げだ。
チベットはラサの南北の山の緑化やヤルツァンポ川(雅魯蔵布江、Yarlung Zangbo River)中流のラサ・ゴンカル空港(Lhasa Gonggar Airport)周辺および「両江四河(ヤルツァンポ川、怒江、ラサ川、ナンチュ川、ニャクチュ川、センゲ川)」流域の造林緑化などの重点生態プロジェクトの実施を加速している。2023年には自治区全域で120万ムー(800平方キロ)を植林し、614万ムー(約4100平方キロ)の傷んだ草原を修復した。森林被覆率は12.31%、草原の植生率は48.02%に達した。ニンティ市(Nyingchi)は国家森林都市になり、市内の11の県レベル行政区が国家生態文明建設モデル区になった。
2023年のチベット自治区生態環境状況公報によると、自治区内の生態環境質指標はすべて「優良」になり、河川と湖はすべて「健康」と評価された。重点河川と湖の生態系に必要な流量基準の達成率は99.96%だった。チベットは世界で生態環境の質が最も良い地域の一つになった。
中国共産党チベット自治区委員会の王君正(Wang Junzheng)書記は、チベットは生態環境保護活動をしっかりと行う責任感と使命感を絶えず強め、法に基づきチベット高原の生態を全力で保護し、人と自然が調和して共生する美しいチベットの建設に努めていくと述べた。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News