グレン、日本勢抑え女子SP首位発進 GPファイナル
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【12月6日 AFP】24-25フィギュアスケートグランプリ(GP)ファイナルは5日、フランス・グルノーブルで開幕し、女子シングル・ショートプログラム(SP)では全米女王のアンバー・グレンが70.04点で首位発進し、計5人が出場している日本勢を僅差でリードした。
今季GPシリーズのフランス杯と中国杯を制しているグレンは、冒頭のトリプルアクセルに成功したものの、直後に足を滑らせてあわや転倒の場面があった。それでもどうにか落ち着きを取り戻し、千葉百音を69.33点の2位に抑えた。
演技後には「トリプルアクセルの後、顔から転びそうになってすごくヒヤっとした。精神的にかなり動揺した」と振り返り、「きょうは自分たちにとって厳しい日だった。いつもの就寝時間を過ぎていて時差ボケだし、これが自分にとっては初めてのGPファイナルだから」と語った。
吉田陽菜が64.23点で3位に続き、世界選手権3連覇中で今季無敗の坂本花織は7日のフリースケーティング(FS)に向けて63.98点の4位に踏みとどまった。松生理乃が62.63点で5位、樋口新葉が61.61点で6位につけた。
ペアSPも僅差の激戦となっており、ドイツのミネルバファビエンヌ・ハーゼ/ニキータ・ボロディン組が76.72点でトップ、2023年の世界選手権覇者である三浦璃来/木原龍一組がわずか0.45点差の76.27点で2位、ジョージアのアナスタシア・メテルキナ/ルカ・ベルラバ組が72.26点で3位につけた。
カナダの世界王者ディアナ・ステラト・ドゥデク/マキシム・デシャン組はけがで欠場している。(c)AFP