【12月5日 AFP】台湾の頼清徳総統は、米連邦議会のマイク・ジョンソン下院議長(共和党)と電話会談を行った。台湾総統府が5日、AFPに明らかにした。

太平洋諸国を歴訪中の頼氏は4日、米領グアムに到着した。中国は歴訪に反発しているが、特に最初に訪れた米州ハワイや現在滞在中のグアムなどの訪問に対しては「厳しい非難」を表明している。

頼氏に同行しているAFP記者によれば、台湾総統府は、頼氏とジョンソン氏が4日、電話会談を行ったと認めた。ただし、詳細については明らかにしていない。

最初の訪問地である米ハワイ州に2日間滞在した頼氏は、米民主党の重鎮ナンシー・ペロシ元下院議長と電話で20分間会談し、「中国の軍事的脅威」について協議した。米政府関係者や議員らとも会談を行っている。

グアムの政庁所在地のハガニャで開催された歓迎行事で頼氏は、台湾を「アジアにおける民主主義の灯台」と称し、「権威主義体制に屈しないように」と世界の民主主義国家に呼びかけた。(c)AFP