高速鉄道建設中に2000年前の古墳群を発見 中国河南省
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【12月5日 CGTN Japanese】中国河南省漯河市文物考古研究所によると、同省文物考古研究院と同研究所はこのほど、共同考古学チームを結成し、河南省漯河市の戦国時代(紀元前476年~紀元前221年)から漢の時代(紀元前202年~紀元220年)までの古墳群に対する考古学的発掘作業を行っています。
紹介によると、この古墳群は「平漯周高速鉄道」(平頂山-漯河-周口高速鉄道)の建設中に発見されました。墓は整然と密集しており、戦国時代から後漢時代(紀元25年~220年)まで約400年間使用されてきました。考古学的発掘状況を見ると、ほとんどの古墳は概ね保存状態が良く、文化財は比較的豊富です。現在、200以上の古墳が発掘され、青銅剣や青銅短剣など戦国時代の青銅器や漢代の陶器、鉄器、玉器など1000点以上の文化財が出土しています。
この地域で出土した文化財は数が多く、種類も豊富です。これまで周辺エリアで貨幣鋳造、陶器製造工房などの重要な遺跡が発見されたことは、戦国時代と漢時代の歴史的古城「郾城」がすでにかなりの規模を持っており、漯河の古代都市の発展史を研究する上で重要な価値があることを反映しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News