【12月5日 Xinhua News】中国新疆ウイグル自治区ボルタラ・モンゴル自治州温泉県では地熱資源を生かし、ヒートポンプ、電気ボイラーと組み合わせた新しい集中暖房システムを採用することで、環境負荷を抑えながら暖かい冬を過ごせるようになった。自治区北西部のボルタラ川上流に位置する同県は地熱資源が豊富で、100カ所以上の温泉がある。

 地熱暖房は従来の石炭による暖房に比べて効率や安定性が高く、環境汚染の大幅な低減にもつながっている。推計によると、県内では地熱暖房により、毎年ばい煙の排出10・6トン、二酸化硫黄175・9トン、窒素酸化物305トン、二酸化炭素6万1400トンを削減できる。(c)Xinhua News/AFPBB News