【12月2日 AFP】24F1第23戦カタールGPは1日、決勝が行われ、4連覇を決めているレッドブルのマックス・フェルスタッペンが今季9勝目、通算63勝目を挙げた。

1周目からクラッシュが発生してセーフティーカーが出動し、その後もペナルティーが連発する波乱のレースを完勝で制した。

予選ではポールポジションから降格となるペナルティーを科されていたが、圧巻のスタートでメルセデスAMGのジョージ・ラッセルを抜き、そのまま隙のない走りで優勝した。

フェラーリのシャルル・ルクレールが2位、マクラーレンのオスカー・ピアストリが3位に入った。ポールポジションから出たラッセルが4位。アルピーヌのピエール・ガスリーが5位、フェラーリのカルロス・サインツ・ジュニアが6位、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソが7位となり、ステークF1チーム・キック・ザウバーの周冠宇(チョウ・グアンユー)が8位でチームに今季初ポイントをもたらした。

ハースのケビン・マグヌッセンが9位に続き、マクラーレンのランド・ノリスは10秒のストップ・アンド・ゴー・ペナルティーを科され、10位に沈んだ。

この結果、コンストラクターズ選手権で首位に立つマクラーレンは1998年以来となる優勝を決められず、決着は次週の最終戦アブダビGPに持ち越しとなった。今GPを終えてマクラーレンは640ポイントとし、2位フェラーリとの差は21ポイントとなっている。

一方、フェルスタッペンは優勝したが、レッドブルのコンストラクターズ選手権制覇の可能性は消滅した。

RBの角田裕毅は13位だった。(c)AFP