【11月27日 AFP】銃声、悲鳴、不気味な笑い声──北朝鮮から程近い韓国の江華島は毎晩、北朝鮮による身の毛もよだつような騒音攻撃に見舞われ、住民が苦しめられている。

以前の江華島は、虫の声を聞きながら眠りにつき、鳥のさえずりで目覚めるような暮らしだった。だが今では、夜になると、低予算ホラー映画のサウンドトラックを大音量で聞かされているような毎日だ。

7月以降、北朝鮮は南北軍事境界線沿いに設置したスピーカーから、ほぼ毎日のように大音量で放送を続けている。

黄海に面した漢江河口に位置する江華島の北端は、北朝鮮からわずか2キロ程度しか離れていない。

AFP取材班が現地を訪れた際、夜間は、戦場における断末魔の叫びのような声や銃声、爆発音が放送され、午後11時になると不気味な音楽が流されていた。