ガザ人口「半減すべき」 イスラエル極右閣僚
発信地:エルサレム/中東・アフリカ
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中東・北アフリカ
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【11月27日 AFP】イスラエルの極右、ベツァレル・スモトリッチ財務相は25日夜、同国はパレスチナ自治区ガザ地区を占領し、「自発的な移住」を奨励することでガザのパレスチナ人の数を半減すべきだとの見解を示した。
スモトリッチ氏は、イスラエルが占領するパレスチナ自治区ヨルダン川西岸のイスラエル人入植者の統括組織「イエシャ評議会」が主催したイベントで、「われわれはガザ地区を征服できるし、そうしなければならない。その言葉を恐れてはならない」と主張。
今月行われた米大統領選でドナルド・トランプ前大統領が再選を決めたことに言及し、「自発的な移住が奨励されているガザには、(トランプ)新政権によってまたとない機会が開かれる」「われわれは2年以内に、ガザの人口を半減する状況を生み出すことができる」と訴えた。
極右政党「宗教シオニズム」を率いるスモトリッチ氏はここ数か月、物議を醸す発言を繰り返している。
8月には、ガザで拘束されているイスラエル人人質を解放するためにガザ住民200万人を餓死させることは正当だと示唆し、国際社会から批判を浴びた。(c)AFP