ロシアの脅し、深刻に受け止めるべき ハンガリー首相
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【11月23日 AFP】ハンガリーのオルバン・ビクトル首相は22日、新兵器でさらなる攻撃を行うというロシアの脅しを真剣に受け止めるべきだと主張し、「重大な結果を招くことになる」と警告した。
ロシアがウクライナを核弾頭の搭載も可能なミサイルで攻撃した直後、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は21日、ウクライナ紛争は「グローバルな」戦争の性質を帯びていると主張し、西側諸国に攻撃する可能性を示唆した。
欧州連合(EU)で最もロシアと緊密なオルバン氏は、公共ラジオの週例インタビューでロシアについて、「政策および世界における自国の位置付けの基盤を軍事力としている」と指摘。
「最も近代的かつ破壊的な兵器のいくつかを備え、世界で最も強力な軍隊」を有しているとの認識を示し、「この問題(軍事)におけるロシアの発言は、額面通りに受け取るべきだ」と訴えた。
さらに、ロシアが核兵器の使用基準を緩和したのは見せ掛けではないとも主張。
「私が言いたいのは、ロシアが核兵器の使用基準を変更したなら、それは駆け引きでも策略でもないということだ。変更したなら、重大な結果を招くことになる」と警告した。
ロシアが2022年にウクライナに全面侵攻して以降、オルバン氏はウクライナへの軍事支援を拒否し、繰り返し和平交渉を呼び掛けている。(c)AFP
