メディアのX離れ、スウェーデン紙も投稿中止 「極端な」環境理由に
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【11月16日 AFP】スウェーデンの主要日刊紙ダーゲンス・ニュヘテル(DN)は15日、イーロン・マスク氏が所有するX(旧ツイッター)での記事の公開を中止すると発表した。「過酷で極端」な環境を理由に挙げている。
これに先立ち今週、英紙ガーディアンとスペイン紙ラ・バングアルディアもXへの投稿を中止している。
DNのペーテル・ボロダルスキ編集長はXに投稿した記事で、「イーロン・マスク氏が買収して以来、このプラットフォームは同氏とドナルド・トランプ氏の政治的野心との一体化を強め、一方でXの環境はより過酷かつ極端なものになっている」「したがって当面の間、われわれの公式アカウントからは何も公開しない」と述べた。
マスク氏は、自身のXの使用をめぐってたびたび物議を醸しており、その傾向は特に、最近の米大統領選で勝利した共和党候補のドナルド・トランプ前大統領を支持した時に顕著だった。
富豪で右派陰謀論者でもあるマスク氏は、2億500万人近いフォロワーを持つ自身の個人アカウントを利用して有権者をトランプ氏支持に誘導。扇動的で誤解を招くような投稿で政治的な対立を過熱させたとして、批判を浴びた。
マスク氏は2022年にツイッターを440億ドル(現在のレートで約6兆8000億円)で買収して以来、信頼・安全部門を骨抜きにするとともにコンテンツモデレーション業務を縮小し、陰謀論者を復帰させた。(c)AFP