【11月14日 AFP】世界一の大富豪イーロン・マスク氏は13日、自身が所有するX(旧ツイッター)への投稿で、北大西洋条約機構(NATO)軍事委員長のロブ・バウアー海軍大将について、英作家ジョージ・オーウェルのディストピア小説「1984年」を引き合いに出し、「オーウェル的」傾向があると批判した。

バウアー氏はシンクタンク「国際戦略研究所」のイベントで、「偽情報の流布やサイバー攻撃をはじめ、あらゆることが行われ、選挙に影響を与えている」と警告し、ソーシャルメディアによって「ボットファクトリーのあらゆる行為が増幅されている」と主張。

「言論の自由には大いに賛成だが、マスク氏がXに関して行っていることは必ずしも正しいアプローチとは思えない」と続けた。

これに対してマスク氏はXで、「オーウェルの小説の再現だ。こういうやつらは『1984年』をマニュアルだと思っている」と批判した。

電気自動車(EV)大手テスラ、宇宙開発企業スペースX両社の最高経営責任者(CEO)でもあるマスク氏は前日、ドナルド・トランプ次期大統領によって連邦政府の無駄を削減する任務を負う新組織「政府効率化省(DOGE)」のトップに指名されたばかり。(c)AFP