【11月13日 AFP】中国南部・広東省珠海市で11日夜、自動車が暴走して多数の人をはね、35人が死亡する事件があったのを受け、日本大使館は12日、中国在留の邦人に対し、大声で日本語で話さないようにするなど慎重な行動を呼び掛けた。

大使館の警告は12日朝、発せられた。事件に関しては日本人が被害に遭ったとの情報はないとしているが、中国で最近、攻撃的な事件が相次いでいる点を指摘している。9月には隣接する深セン市で日本人の男子児童が刺殺される事件が起きたばかり。

大使館は警告文で、「現地の習慣を尊重し、周囲に注意を払い、中国人と接する際には言動に気をつける」よう忠告。「夜間に1人で外出するのを控える」ほか、日中でも「日本語で大声で話すことや、集団で騒ぐなどの挑発的で目立つ行動を避ける」よう呼び掛けている。(c)AFP