【11月12日 Xinhua News】東京の中国文化センターで9日、浙江考古と中華文明シリーズ「稲作と東方文明」特別展が始まり、開幕式ほか関連イベントが開催された。会期は15日まで。

 中国と日本の文化交流と協力のさらなる促進を目的に開催された同展は、長江下流域における稲作文明の起源と発展を主題とし、豊富な考古学的成果を通じて東方文明の奥深さと共通性をひも解く。

 開幕式には東京中国文化センターの羅玉泉(ら・ぎょくせん)センター長、中国駐東京観光代表処の欧陽安(おうよう・あん)首席代表、浙江省文物考古研究所の方向明(ほう・こうめい)所長、浙江省金華市浦江県人民代表大会常務委員会の鄭文紅(てい・ぶんこう)主任、日本の金沢大学の中村慎一副学長ほか、中日各界の友好人士と両国の研究者が出席した。

 稲作文明を世界レベルで拡大、普及させるため、オンライン展「米から見る世界」も同時開催された。オンライン展では写真や図版、文章を豊富に用いた学術解説やビデオ講座に加え、ゲーム仕立てで文化を学ぶ体験も組み合わせ、稲作と東方文明の素晴らしさを紹介した。

 浙江省文物考古研究所の仲召兵(ちゅう・しょうへい)研究館員による展示解説ツアーや関連する学術サロンも開かれた。

 同展は浙江省文化広電旅遊庁が主催し、浙江省文物考古研究所と浦江県政府が運営を担い、金華市上山文化遺跡管理中心センターが協賛、東京中国文化センターが支援する。(c)Xinhua News/AFPBB News