中国広東省初、ソーセージ用ケーシングでEU向け輸出許可取得
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【11月12日 Xinhua News】中国広東省の黄埔税関はこのほど、ソーセージ用ケーシングメーカーの東莞市徳鴻腸衣が同省で初めて欧州連合(EU)登録の許可を取得したソーセージ用ケーシングメーカーになったと明らかにした。
同社の蔣愛華(しょう・あいか)総経理によると、EU登録を申請するためには、EUの食品安全監督システムや各種登録要件を熟知する必要があり、さらにソーセージ用ケーシング製品の処理や動物用医薬品残留物の全過程管理に関するEUの要求も満たす必要があるという。
輸出食品メーカーの海外登録とは、海外の国(地域)がその国(地域)へ輸出する食品メーカーに対して製品が自国市場に参入することを許可する管理措置を指す。
現在20数カ国(地域)が、中国の輸出食品メーカーが生産する80種以上の特定種類の食品に対して、公式な登録要件を設けている。ソーセージ用ケーシングもメーカーのEU登録が必要な製品の一つとされる。
同社は今年に入ってから、既に714万元(1元=約21円)の製品を輸出した。蔣総経理は、11月にソーセージ用ケーシングをEUへ初めて輸出する予定で、今年の輸出量は少なくとも30%増が見込まれると述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News