【11月12日 AFP】ジョー・バイデン米大統領は11日、首都ワシントン近郊のアーリントン国立墓地で開かれた「退役軍人の日」の式典にカマラ・ハリス副大統領とそろって出席し、最高司令官として国民に仕えたのは「最大の名誉だった」と述べた。

2人が一緒に公の場に姿を見せるのは、ハリス氏が大統領選でドナルド・トランプ前大統領に敗北して以来。ハリス氏にとっても、6日の敗北宣言以降、公の場に姿を見せる初の機会となった。

ハリス氏と共に献花に臨んだバイデン氏は、「これが司令官としてアーリントンに立つ最後の機会だ」とし、「あなた方が何世代にもわたってわれわれを守ってくれたように、国民を導き、国民に仕え、守るのは、私の人生で最大の名誉だった」と語った。

さらに、フランスで開催された、1944年6月6日のノルマンディー上陸作戦から80年を記念する式典に出席したことにも触れ、「Dデーから80年後にノルマンディーの崖に立ち、世界を文字通り救った兵士や退役軍人をたたえた」ことを忘れることはないだろうと話した。

愛国歌「ゴッド・ブレス・アメリカ」が演奏される中、ハンカチで目元を押さえる場面もあった。(c)AFP