【11月10日 AFP】パキスタン南西部バルチスタン州の駅構内で9日、分離主義者による爆弾攻撃があり、地元病院によれば兵士14人を含む26人が死亡した。

爆発は午前8時45分ごろ、州都クエッタの主要鉄道駅のホームで発生。列車を待つ乗客らが巻き添えになった。サンデマン州立病院の広報担当者は、「軍の関係者14人と民間人12人」が死亡し、治安部隊員46人と民間人14人が負傷したと述べた。

AFPの記者は現場で、血だまりと引き裂かれたリュックサックを目撃した。乗客を風雨から守る大きな金属製のシートが吹き飛ばされていた。

バルチスタン州の主要な分離独立勢力の一つ、バルチ解放軍(BLA)が犯行声明を出し、駅構内でパキスタン軍の部隊を標的にしたと述べた。

BLAは、治安部隊や他の州出身のパキスタン人、特にパンジャブ人に対する攻撃で頻繁に犯行声明を出している。

現場では警察が爆発原因を調査しており、自爆テロの可能性があると明らかにした。(c)AFP