■バイデン氏との差別化

ハリス氏は、支持率が低下していたバイデン氏との差別化を図るのに苦戦を強いられた。

しかし、10月8日、ABCのトーク番組でバイデン氏との相違点について問われた際に「思い浮かぶことは何もない」と回答してしまった。

バラク・オバマ元大統領の顧問を務めたデービッド・アクセルロッド氏は6日、CNNの番組であのやりとりがハリス氏にとって「致命的」だったと指摘した。

この好機をトランプ氏は逃さなかった。自身の選挙集会で、この時のハリス氏の映像を流し、多くのテレビ広告でもハリス氏の回答を強調した。(c)AFP