発展の加速度を増す中国のサービス貿易
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【11⽉22⽇ Peopleʼs Daily】中国のサービス貿易は開放の拡大の中で、「新」と「智」の方向に発展している。
例えば、中国では旅行サービスの活力が解放されつつある。例えば北京(Beijing)の場合、2024年上半期には公演やコンベンションなどの大型イベントが965回開催された。ビザの減免などの政策もあり、北京の通関地でビザなしで入国した外国人客は前年同期の11倍に達した。
北京市内の鼓楼通りで、カナダ人観光客のピエールさんがBeijingService(北京サービス)のアプリを見せてくれた。ピエールさんはBeijingServiceを、「とても便利です」と評価した。ビザ、滞在許可、宿泊の予約など、外国人が北京で必要になるあらゆる手続きに対応しているからだ。
広東自由貿易試験区では越境サービス貿易ネガティブリストにより香港(Hongkong)やマカオ(Macau)の企業に対して金融、法律、会計、エンジニアリング、観光、検査認証のサービス業に対する開放を拡大した。そのことで広東(Guangdong)、香港、マカオの越境決済・越境資産運用、越境保険、越境住宅ローンといった事業が成立した。
2024年上半期に中国の知識集約型サービス貿易の規模は前年同期比3.7%増の1兆4176億2000万元(約28兆9000億円)に達し、うち輸出は2.1%増の8021億2000万元(約16兆4000億円)だった。増加幅が比較的大きいのは知的財産権使用料や個人向けの文化娯楽サービスなどだった。
サービスアウトソーシングも中国のサービス貿易の重要な構成部分だ。2024年上半期に中国企業が受注したサービスアウトソーシング契約額は前年同期比10.8%増の1781億ドル(約25兆6000億円)で、実行ベースでは同10.5%増の1209億8000万ドル(約17兆4000億円)だった。成長率が大きかったのは情報技術研究開発の19.2%増、設計の22.9%増、修理補修の19.4%増だった。
知識人材集約型のハイエンドサービス業では技術、外国語、マーケティング、管理を理解する複合型人材が大量に必要だ。湖北省(Hubei)宜昌市(Yichang)では職業専門校15校がサービスアウトソーシング類に対応する専攻151課程を設け、在校生は3万8000人に達した。宜昌市では今年6月時点で、サービスアウトソーシング業に計15万人が従事しており、うち大学以上の学歴保持者が56.6%だ。
中国は世界で物品貿易第1位の大国であり、業界関係者は、物品貿易とサービス貿易の融合的発展が進行すると考えている。全面発効して1年余りの地域的な包括的経済連携(RCEP)協定も、中国のサービス貿易の発展により多くのチャンスを創出するだろう。
商務部の関係責任者は、「サービス業はすでに世界経済を成長させる主たる力になった」と述べ、デジタル技術の飛躍や各分野のデジタル化の進展に伴い、越境サービス貿易は活性化して、世界の貿易成長の重要なエンジンとなるとの見方を示した。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News