【11⽉19⽇ Peopleʼs Daily】中国・湖南省(Hunan)長沙市(Changsha)では、アフリカ産コーヒー豆を使ったコーヒーがよく飲まれている。きっかけは同市で中国・アフリカ経済貿易博覧会が開催され、中国(湖南)自由貿易試験区が設置されたことだった。長沙一帯ではアフリカの非資源性産品が集まり、加工と取り引きの業者が集中することになった。

 中でもコーヒーは最も注目される商品の一つだ。アフリカからの直接の調達と中国での加工、ブランド育成、製品販売までの経路がつながり、コーヒー製品の価格は30%程度引き下げられた。今では湖南を経由して中国全土にアフリカのコーヒーの香りが漂っている。

 湖南省はアフリカの多くの国や地域との貿易関係を持つ、中国における対アフリカ経済貿易協力の先進地だ。湖南とアフリカの諸地域は経済協力の基盤が作られ、産業の適合度が高く、市場の相互補完性が強い。「中国アフリカ深度協力先行区」の建設は、中国(湖南)自由貿易試験区の三大任務の一つだ。

 湖南省は「一帯一路(Belt and Road)」建設への融和を加速し、「中国アフリカ深度協力先行区」を高い水準で建設し、自由貿易試験区のレベルアップ戦略を積極的に実行し、中国の内陸部における開放の拠点の建設に努めている。2022年の貿易総額は初めて1000億ドル(約15兆2000億円)を超え、対外開放は新たな段階に進んだ。

 湖南省では現在までに、省外さらに国外まで通じる五つの物流ルートが形成された。欧州まで運行する貨物列車の中欧班列、長江水運を利用する玄関口の岳陽市(Yueyang)の城陵磯港、広州(Guangzhou)までを鉄道で、次に海上ルートでアフリカに達する湘粵非鉄海聯運通道、国際貨物列車のための集積地である懐化国際陸港、長沙黄花国際空港だ。湖南省はこれらの物流ルートを統一的に整備してきた。

 中国(湖南)自由貿易試験区内にある中国・アフリカライブ配信ECインキュベーションセンターでは、アフリカの良品を紹介するライブ配信が繰り広げられている。同センターは総面積が約1万2000平方メートルだ。

 長沙市内に建設されたアフリカ商品ブランド倉庫には100種類以上のアフリカ産商品が保管されている。ECでアフリカ産商品に注文が入った際に、中国国内の購入者に迅速に届けるための施設だ。EC物流、金融決済、海外倉庫などのインフラが絶えず改善されていることでも、多くのアフリカの農産物のブランド性が高まりつつある。

 湖南省には現在までに国家級産業パーク18か所、税関特殊監督管理区7か所、越境EC総合試験区4か所が設立されており、「一帯一路」と連動する仕組みがしっかりと整備された。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News