古い文明と現代の友情、中国は24か国で考古学の共同研究
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【11⽉18⽇ Peopleʼs Daily】2013年に中国が「一帯一路(Belt and Road)」の共同建設を提唱して以来、中国と「一帯一路」共同建設国は各分野での交流と協力を深めており、その中には考古学も含まれる。
中国の考古学研究者は24か国に及ぶ44件の共同研究を手がけ、各国の専門家との協力で多くの成果を得てきた。また、文化財の展示や世界遺産の共同申請、古跡の保護と修復、技術人材の育成などの協力も行われている。中国側関係者は中国の考古学技術と理念を伝えると同時に、中国と外国の文化交流を促進する懸け橋にもなっている。
ウズベキスタン領内のフェルガナ(Fergana)盆地は降水量に恵まれ草も豊富であり、古代シルクロードの重要な通過地だった。中国はこの地でウズベキスタンとの共同研究を進めている。20か所以上ある現地の都市遺跡の中でも、特に注目されているのがミンテイプ遺跡だ。中国とウズベキスタンの合同考古学チームは2012年より、同遺跡の発掘調査を8回実施した。
カザフスタンのラハト遺跡は、シルクロードの天山北路の重要な通過地だ。中国とカザフスタンの合同考古学チームは2017年から現在まで、同地で合同考古学作業を繰り返し実施してきた。
サウジアラビアでは中国国家文物局水中文化遺産保護センターとサウジアラビア国家考古学センターが2018年と2019年にセリアン港の共同考古学調査を実施した。
共同チームは点在する大型建築物の遺跡と2か所の大型墓地、海浜の貨物置き場とみられる遺構を発見し、かつての繁栄する海港の様子を再現した。同調査に参加した山東大学(Shandong University)文化遺産研究院の姜波(Jiang Bo)教授は「おそらく唐代には、中国と紅海など中東地域はすでに陶磁器貿易のピーク期に達していました」と説明した。
中国とサウジアラビアの共同研究では、中国伝統の碑文拓本技術が威力を発揮した。中国側隊員が作成した碑文の拓本により、風や砂の浸食でぼやけていた碑文が鮮明に読めるようになったのだ。サウジ側関係者の一人は「手取り足取り教えていただいて拓本の製作技術を徐々に掌握して、サウジのより多くの考古学の現場に応用したいです」と述べた。
姜教授は「隊員らは協力の過程で深い絆を育み、仕事の合間に互いの言葉を学び、相手側の文化を理解するようになりました」「われわれは考古学の作業を通じて中国とアラブの二大文明の相互学習と相互参照の長い歴史を反映させ、この人類に属する文明の記憶を呼び覚ましたいです」と感慨深げに語った。
「科学が第一、友情は末永く」は陝西省考古研究院(Shaanxi Academy of Archaeology)の丁岩(Ding Yan)研究員一同の信条だ。同院はカザフスタンの大学や研究所、博物館と密接な協力関係を維持し、文化交流の「友人の輪」を拡大してきた。
中国の考古学者は確かな技術と友好的な姿勢で考古学の使命をしっかり遂行するのと同時に、平和と協力、開放と包容、相互学習と相互参照、互恵とウィンウィンのシルクロード精神を伝えている。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News