中国のスマホブランドが海外市場で躍進、その理由とは
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【11⽉17⽇ Peopleʼs Daily】国際的な市場調査会社のカナリス(Canalys)によると、2023年の世界のスマートフォン出荷台数は11億4000万台で、中国の小米科技(シャオミ、Xiaomi)、オッポ(OPPO)、伝音科技(Transsion)がトップ5に入った。
中国は世界最大の携帯電話生産国であり輸出国だ。カナリスの劉芸璇(Liu Yixuan)リサーチマネージャーは「海外市場、特に新興市場は、中国のスマートフォンブランドが成長を追求する重要な突破口です」と説明した。各社が注力する市場はそれぞれだ。例えば小米科技は中央および東アフリカ、欧州、中南米、オッポとVivoが重視する海外市場は主にアジア太平洋地域で、栄耀(HONOR)の場合は欧州、中南米、中東だ。
中国のスマートフォンブランドはなぜ海外市場で大きな成果を上げつつあるのか。中国政府商務部研究院学位委員会の白明(Bai Ming)委員は「中国のスマートフォンの強みは主に次の点です。まず費用対効果が良く、機能設計が現地ニーズに合っていること。次に、中国と多くの国が通信分野でインフラ建設の協力をしており、スマートフォンと通信技術のマッチングに有利であること。第3点は、中国国内のスマートフォン産業は成熟しており、細分化されて種類が多く、産業チェーンが整い、製品の更新頻度も高いことです。国内市場で十分な競争を経た製品は、海外での競争にも強いのです」と説明した。
例えば栄耀の場合、同ブランドが海外市場に復帰して2年足らずだった2023年第4四半期(10-12月期)に欧州、中東、中南米などの市場での販売台数がトップ5に入り、世界における販売サービスネットワークは70以上の国と地域をカバーするに至った。同社の躍進の鍵は各市場の地域のニーズに合わせた製品群を提供し、地域のパートナーとの意思疎通を強化することで、ユーザーに満足をもたらすことに重点を置くことという。
市場調査会社のIDCがこのほど発表した2019-2023年における中国製スマートフォンの価格帯動向によると、600ドル(約9万1000円)以上のハイエンド製品の比率は5年連続で上昇して、2023年には27.4%に達した。前年比で3.7ポイントの上昇で、さらに2019年比ではちょうど2倍だ。
栄耀ブランドを手がける栄耀端末の趙明(Zhao Ming)最高経営責任者(CEO)は、「2023年にはAI技術が盛んに発展し、新たな科学技術革命と産業変革がもたらされます。世界のスマート端末市場では新たなチャンスと試練が出現します」と説明した。趙CEOは自社の状況について「AI分野での研究開発投資額は100億元(約2100億円)に達しており、AI関連特許を2000件以上取得しました。ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)などに関連する革新的技術のスマートフォンへの応用を推進中です」と述べた。
白委員は、「中国のスマートフォンは、ますます多くの応用シーンと需要の出現と、AIなどの新科学技術の発展に伴い、機能と技術面での更新が繰り返されると期待できます」と説明した。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News