【11月7日 Xinhua News】中国上海市で5日に開幕した第7回中国国際輸入博覧会で、中国に進出した日系企業などが加盟する中国日本商会は6日、会場となっている国家会展中心(国家エキシビション・コンベンションセンター)でメディア向け発表会を開き、日本企業の出展状況を紹介した。

 本間哲朗会長によると、今回は計220社が日本から出展。昨年と同様、自動車、エネルギー、化学・素材、電機・電子部品、ゲームやコンテンツ、食品・飲料水・化粧品などの日用品、保険や金融など多くの分野にわたっている。

 発表会ではうち15社が出展ブースのコンセプトや新製品、新技術などの見どころを紹介した。初めて出展したNTTグループ傘下のソノリティは、座っている人だけ音楽が聞こえる特別な椅子を紹介。7年連続の出展となる三菱電機はルービックキューブを約0・3秒で解くロボットを展示するとした。旭化成は初展示となる4製品、資生堂は傘下12ブランドの新製品について説明した。日本貿易振興機構(ジェトロ)は、「泳ぐ宝石」と言われる観賞用錦鯉を会場でPRするとした。

 発表会に参加した出展企業からは、輸入博で商機をさらに広げ、中日相互理解を深めたいとの声が上がった。本間会長は輸入博について、日本の産業界が地方政府に自社の戦略を直接伝え、ビジネスパートナーとの共同プロジェクトについて効果的に発信できる場として定着していると評価した。

 
 
 
 
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