エストニア、ロシア国籍住民を選挙から排除へ 改憲検討
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【11月5日 AFP】バルト3国エストニアの連立政権は4日、ロシアによる内政干渉を防ぐため、来年の地方選挙でロシア国籍の居住者に投票権を与えない改憲を目指すと発表した。ベラルーシ系住民についても同様の措置を検討している。
1991年に旧ソ連から独立した人口130万人のエストニアにはロシア系の国民に加え、8万人以上のロシア人が居住許可を得て暮らしている。
エストニアの現行憲法下では、永住者は居住地の地方選挙における投票権を持っている。
だが、エストニアのクリステン・ミハル(Kristen Michal)首相は同日、国営放送ERRに対し「本日の連立評議会で、侵略国の国民が地方選挙の意思決定者にならないよう憲法を緊急に改正することを議会各会派に勧告することで合意した」と語った。
ロシアのウクライナ侵攻開始以降、エストニアの各政党は内政干渉を恐れ、ロシア国籍や同国と同盟するベラルーシ国籍の居住者を選挙から排除することを提案している。(c)AFP