イスラエル、国連にUNRWAとの関係解消を通告
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【11月4日 AFP】イスラエル政府は4日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)との関係を解消するとした決定について国連(UN)に正式に通告したと発表した。
イスラエル外務省は声明で「イスラエル・カッツ(Israel Katz)外相の指示により、イスラエル国とUNRWA間の協定の取り消しを国連に通告した」と述べた。
カッツ氏は「UNRWAは(昨年)10月7日の虐殺に関与した職員がいる組織であり、また多くの職員が(イスラム組織)ハマス(Hamas)の工作員であるため、(パレスチナ自治区)ガザ地区(Gaza Strip)の問題の一部であって解決策とはならない」と述べたとされる。
イスラエル議会は先月、国際社会、特に同盟国である米国からの非難にもかかわらず、国内および占領下の東エルサレム(East Jerusalem)でのUNRWAの活動を禁止する法案を賛成多数で可決した。
カッツ氏は「現在でも、ガザへの人道援助の大部分は他の組織を通じて行われており、UNRWAを通じたものはわずか13%にすぎない」と主張している。(c)AFP