【11月2日 AFP】波乱に満ちた米大統領選では、最終週もさまざまなこぼれ話が誕生した。

■バイデン氏、赤ちゃんをがぶり

 ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領(81)はホワイトハウス(White House)で開催したハロウィーンのパーティーで、ニワトリに扮(ふん)した赤ちゃんの脚をちゃめっ気たっぷりにかじりつくポーズを取ってみせた。

 子どもたちを迎えるためにパンダの着ぐるみに入った妻ジル(Jill Biden)氏の傍らで、バイデン氏は赤ちゃんの脚に歯を食い込ませるふりをした。

■ごみ収集車で「危うく死にかけ」

 民主党の副大統領候補、ティム・ウォルズ(Tim Walz)ミネソタ州知事は、今週の写真撮影イベントでよろめいたトランプ氏をやゆした。

 トランプ氏がウィスコンシン州で、ごみ収集車に乗り込む際にドアの取っ手を2度つかみ損ねてよろめいた動画が公開された。これを受け、ウォルズ氏はペンシルベニア州での選挙集会で、「80歳近いこの男は、ごみ収集車に乗り込む時に危うく死にかけた」とこき下ろした。

■全裸のトランプ像

 激戦州ペンシルベニアのフィラデルフィア(Philadelphia)には、高さ12メートルほどのトランプ氏の裸像が登場した。像は性器まで備えていたため、物議を醸した。

 フィラデルフィア・インクワイアラー紙の取材に対し、ある住民は「私は言論の自由を愛している」と回答する一方、共和党関係者の一人は「最悪だ」と不満をあらわにした。

 トランプ氏のマイナスイメージを強調するようなこの芸術作品は大統領選を前に全米を巡回しているが、報道によれば、警察に撤去を求められている。(c)AFP