【11月2日 AFP】ロシアを訪れた北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ、Choe Son Hui)外相は1日、同国はロシアがウクライナ紛争で勝利するまで支援すると表明した。

 モスクワでセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相と会談した崔氏は、「わが国は(ウクライナ紛争で)ロシアが勝利する日まで同志であるロシアを断固支援する」と明言。

 北朝鮮はウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の「賢明な指導力」を確信していると述べ、ロシアによるウクライナ侵攻を「神聖な闘争」とも称賛した。

 崔氏は一方で、北朝鮮は核兵器の開発を継続するとも明言した。同国は、軍事支援の見返りに核技術の提供を求めているとみられている。

 欧米諸国は、最大1万人の北朝鮮兵が間もなくウクライナ紛争に参戦する準備を整えているとの見方を示し、米国の情報機関は、一部の北朝鮮部隊がロシア西部クルスク(Kursk)州に到着したと発表した。

 北朝鮮とロシアは、北朝鮮軍のロシア派兵を否定しておらず、崔・ラブロフ両氏の会談後の声明も、この件には言及していない。

 しかし、ラブロフ氏は両国の「軍および特殊部隊」の間には「非常に緊密な関係」が確立されていると称賛している。(c)AFP