マンUがテン・ハーフ監督解任 後任はアモリム氏か
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【10月29日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は28日、エリック・テン・ハーフ(Erik ten Hag)監督を解任した。報道では、ポルトガル人指揮官のルベン・アモリム(Ruben Amorim)氏が後任候補に挙げられている。
ユナイテッドは27日のウェストハム(West Ham)戦に敗れ、今季開幕からのリーグ戦9試合で4敗目を喫した。これで順位も14位まで後退し、テン・ハーフ監督に残されていた時間はついに尽きた。
世界屈指の資金力を誇るユナイテッドは、シーズン前の移籍市場で大規模な補強を行っていたにもかかわらず、公式戦の直近8試合ではわずか1勝にとどまっている。
暫定指揮官には、テン・ハーフ監督のコーチ陣の一人で、現役時代にユナイテッドでFWとして活躍したルート・ファン・ニステルローイ(Ruud Van Nistelrooy)氏が指名された。
しかし複数の英メディアでは、欧州で期待されている若手指揮官の一人で、現在ポルトガル1部リーグのスポルティング・リスボン(Sporting Lisbon)を率いる39歳のアモリム氏に就任を依頼する方向だと伝えられた。英スカイ・スポーツによると、ユナイテッドはアモリム氏の契約解除金を支払う用意があるという。
アモリム氏は、ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)前監督が退任したリバプール(Liverpool FC)の後任候補にも挙がっていたが、結局はオランダ人指揮官のアルネ・スロット(Arne Slot)氏が就任していた。
オランダ・エールディビジのアヤックス(Ajax)を経て、2022年5月からユナイテッドを率いているテン・ハーフ監督は、2023年にイングランド・フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2022-23)を制し、クラブに6年ぶりのトロフィーをもたらした。
昨季のFAカップ(FA Cup 2023-24)でも決勝でマンチェスター・シティ(Manchester City)を撃破して優勝を飾り、今季の続投につなげていたが、リーグ8位に終わった昨シーズンに続き、今季も開幕から成績不振に陥っていた。(c)AFP/Kieran CANNING