【10月28日 AFP】来月5日に迫った米大統領選は、民主党候補カマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領と共和党候補ドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領による事実上の一騎打ちとなる。この対戦を数字で見てみた。

■5日

 投票日。11月の第1月曜日の後の火曜日が大統領選挙の投票日と定められている。

■7州

 勝利政党が変動しやすい激戦州、いわゆる「スイングステート」は計7州。アリゾナ、ジョージア、ミシガン、ネバダ、ノースカロライナ、ペンシルベニア、ウィスコンシン各州のわずかな票が、今回のような接戦では結果を左右する可能性がある。

■538人

 全米50州とコロンビア特別区に割り振られている「選挙人団(Electoral College)」の総数。

 米大統領選は、一般投票で選ばれた選挙人が大統領候補に投票する間接選挙になっている。各州の選挙人数は人口に応じて割り振られているため、例えば農村部のバーモント州は3人、人口の多いカリフォルニア州は54人と差がある。過半数270以上を獲得した候補が大統領として当選する。

■77万4000人

 米調査機関ピュー・リサーチ・センター(Pew Research Center)による、前回2020年大統領選における投票所ボランティアの数。

 米国には3種類の選挙スタッフがいる。

 大多数は投票所のボランティアで、有権者の案内や言語支援、投票機器の設置や有権者登録の確認などを行う。

 一方、投票所ボランティアの訓練などを行うより専門的な選挙管理スタッフは選出、雇用、または任命される。

 それと投票監視員。通常は政党が任命する。特に今回の大統領選では、トランプ氏が無条件に結果を受け入れることを拒否しているため、開票作業の監視が注目される。

 多くの選挙スタッフはAFPに対し、既に圧力や脅迫を受けていると語っている。