【10月28日 AFP】24-25イタリア・セリエAは27日、第9節の試合が行われ、インテル（Inter Milan）とユベントス（Juventus）の上位対決は激戦の末に4-4の引き分けに終わった。

　サン・シーロ・スタジアム（San Siro stadium）に7万人以上の観客を集めた試合は、インテルがピオトル・ジエリンスキ（Piotr Zielinski）のPKで先制したが、主力を多く欠くユベントスもそこから反撃し、ドゥシャン・ブラホビッチ（Dusan Vlahovic）とティモシー・ウェア（Timothy Weah）のゴールで逆転に成功した。

　それでもインテルは、ヘンリク・ムヒタリアン（Henrikh Mkhitaryan）の美しいシュートとジエリンスキの2本目のPKで前半のうちに逆転すると、53分にはダンゼル・ダムフリーズ（Denzel Dumfries）が低いシュートで決定的に思える4点目を挙げ、ホームインテルのファンも勝利を確信した。

　しかしユベントスは、60分過ぎに交代で投入された19歳のケナン・ユルディズ（Kenan Yildiz）が残り20分から見事なゴールを二つ決め、チームを敗戦の瀬戸際から救った。

　この結果、前日に勝利していた首位ナポリ（SSC Napoli）が2位インテルとの勝ち点差を4、3位ユベントスとの差を同5に広げている。どちらもナポリと離されたが、ダムフリーズのゴールの後も数多くチャンスがあったインテルにとって特に痛い引き分けとなり、ユベントスは粘り強さを見せてライバル相手に貴重な勝ち点1をもぎ取った。(c)AFP/Terry DALEY