大きな変貌遂げつつある陸・海・空の中国交通網
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【10⽉17⽇ Peopleʼs Daily】中国の交通網の整備の充実を物語る一例が、珠江(Pearl River)河口の両岸にある広東省(Guangdong)の深セン市(Shenzhen)と中山市(Zhongshan)を結ぶ深中通道だ。開通初日の通行車両は12万5000台を超えた。
深中通道だけではない。北京市(Beijing)と新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)のウルムチ市(Urumqi)を結ぶ京新高速道路はさまざまな地形を通過し砂漠を横断する世界最長の高速道路だ。新成昆鉄道は困難な地質の問題を解決して、成都(Chengdu)から昆明(Kunming)までの所要時間を約12時間短縮した。
中国の鉄道の営業距離は2023年末時点で1949年の中華人民共和国成立時の7倍の約16万キロになり、うち高速鉄道は世界の高速鉄道の3分の2以上の4万5000キロに達した。自動車が走れる道路は1949年の67倍の約544万キロで、うち高速道路は世界最長の18万4000キロだ。
今年1~8月の寧波舟山港のコンテナ取扱量は前年同期比8.6%増加の2612万3000TEUに達した。港湾は経済発展を支える基礎的かつ中枢的施設だ。寧波舟山港は、200以上の国と地域の600以上の港と300以上のコンテナ航路で結ばれている。
また、中国の民間航空輸送量は世界第2位で、密に張り巡らされた航路が中国と世界をつないでいる。中国から出発する国際貨物列車の中欧班列は、欧州25か国200以上の都市に通じる現代版のシルクロード鋼鉄キャラバン隊だ。今日の中国では、1日平均延べ1億6000万人以上が地域を跨いで移動し、約1億5000万トンの貨物が行き来し、宅配便の1日当たりの取り扱い能力は7億件を超える。
四川省(Sichuan)涼山イ族自治州(Liangshan Yi Autonomous Prefecture)布拖県(Butuo)アブロハ村は山と崖に囲まれた地形だ。そのため、自動車用道路を開通するのは容易でなかった。トンネル3本で山を貫き、鉄橋が急斜面を跨いでアブロハ村と外界を結ぶ道路は、20か月をかけて2019年12月31日に完成した。村内65世帯の住民が村を出る時には、もはや山や崖を越える必要はない。自動車に乗れば10分余りで村を出ることができる。
同村の共産党支部書記は、「道路が家の前にまで来て、村の住民の底力がさらに高まりました。この5年間、私たちはかんきつ類を栽培し、ヤギを飼い、民宿を開いてきました。村民の1人当たりの実質所得は年々増加しました」と説明した。
中国では2014年から2023年にかけて、補修されたり新たに建設されたりした農村部の道路は250万キロを超え、7万600の村が「交通が極めて不便」から脱却した。
中国が交通分野で取り組む内容は、農村部の道路建設、低料金で利用できる鈍行列車、都市部での公共交通の改善、道路のバリアフリー化など、内容は多岐にわたっている。中国の交通対策は人々に基本を保証し、都市と農村の格差を縮小し、あまねく恩恵をもたらし、持続可能を目指す方向を堅持している。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News