「謎の黒い球体」大量に出現 豪シドニーのビーチ2か所閉鎖
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【10月16日 AFP】(更新)オーストラリア・シドニーの人気ビーチ2か所に15日、タールの塊のような謎の黒い球体が大量に打ち上げられ、遊泳禁止措置が取られている。
シドニーのディラン・パーカー(Dylan Parker)市長によると、15日午後から、クージービーチ(Coogee Beach)に「謎の黒い球体」が出現し始め、当局がその正体や由来を調査している。
市長はSNSに「クージービーチは当面の間、閉鎖される」と投稿した。
いつもは市民や観光客でにぎわう砂浜には、ゴルフボールからクリケットボール程度の大きさの球体数百個が散らばり、カモメがその間を歩き回ったり、つついたりしていた。
近くのゴードンズ・ベイ(Gordon's Bay)でも球体が確認され、閉鎖措置が取られた。シュノーケリングや釣りの人気スポットだ。
パーカー市長は「現時点で物質の正体は不明だが、『タールボール』の可能性がある。タールボールは通常、油とごみや水が接触して形成されるもので、油の流出や浸出が原因で発生することが多い」と説明した。
ビーチは夜間に清掃作業が行われたが、16日朝も引き続き閉鎖されている。近隣のビーチも監視下にあるが現在、異常は起きていない。(c)AFP