【10月15日 AFP】青木一彦(Kazuhiko Aoki)内閣官房副長官は15日の記者会見で、中国軍が台湾周辺で前日実施した軍事演習について、「関連動向について重大な関心を持って注視しており、中国側にわが国の懸念を伝達した」と述べた。

 また、13日に中国海軍の空母「遼寧(Liaoning)」など2隻が沖縄県・与那国(Yonaguni)島南方の海域を航行し、14日に艦載機の発着艦が確認されたと述べ、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進を行ったと明らかにした。

 青木氏は「中国は近年、日本周辺における軍事活動をますます拡大、活発化させている」と指摘。日本政府は周辺海域における中国海軍艦艇の動向に引き続き注視し、情報収集、警戒・監視に万全を期していくと表明した。(c)AFP