【10月13日 AFP】台湾は13日、南の海上で中国の空母を確認し、「警戒態勢」に入った。国防部(国防省)が発表した。

 国防部は声明で「中国の遼寧(Liaoning)空母群が(台湾南方の)バシー海峡(Bashi Channel)付近の海域に入った。西太平洋に進む可能性が高い」として、軍は「引き続き警戒しており、必要に応じて対応する準備ができている」と述べた。

 台湾の頼清徳(Lai Ching-te)総統は10日、双十節(建国記念日)の演説で、中国による「併合に抵抗する」と宣言。翌11日には米国のアントニー・ブリンケン(Antony Blinken)国務長官が中国に対し、台湾に対するいかなる「挑発的」行動も取らないようけん制した。

 一方の中国は、頼氏の「挑発」が台湾の人々に「災い」をもたらすだろうと警告した。(c)AFP