【10月13日 AFP】女子テニス、武漢オープン(Wuhan Open 2024)は12日、シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)が1-6、6-4、6-4の逆転で第4シードのココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)に勝利し、同大会3回目の決勝進出を決めた。

 試合は前週の中国オープン(China Open 2024)を制し、9連勝中のガウフが完璧な形で第1セットを先取し、続くセットもゲームカウント4-2とリードしたが、サバレンカはその後ダブルフォールトを連発するガウフの隙を突いて7ゲームを連取。ガウフも最後に必死の反撃を見せたが、サバレンカがしのいで2時間26分の粘り勝ちを収めた。

 2018年と2019年にこの大会を制しているサバレンカは、これで大会の通算成績を16勝無敗に伸ばした。このところはシンシナティ・オープン(Cincinnati Open 2024)と全米オープン(US Open Tennis Championships 2024)を制し、マッチ20戦19勝の戦績を残している。

 準決勝のもう1試合では、第5シードでパリ五輪金メダリストの鄭欽文(Zheng Qinwen)が6-3、6-4で王欣瑜(Wang Xinyu、ワン・シンユ)との中国勢対決を制し、今季4回目の決勝進出を果たした。

 湖北(Hubei)省の生まれで、小さい頃に武漢に移り住んだ鄭は「自分にとって初めてのWTA 1000決勝が武漢になるなんて想像もしなかった」と喜んだ。

 サバレンカと鄭は今季、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)決勝で顔を合わせており、そのときはサバレンカが勝利している。(c)AFP/Reem ABULLEIL