【10月11日 AFP】米国のアントニー・ブリンケン(Antony Blinken)国務長官は11日、ラオスで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)などが参加する「東アジアサミット(EAS)」で、南シナ海(South China Sea)での中国の行動が「ますます危険さを増している」と非難するとともに、米国は航行の自由を支持すると表明した。

 ブリンケン氏は「南シナ海と東シナ海(East China Sea)における中国の違法な行動はますます危険さを増している。負傷者を出し、ASEAN諸国の艦船を損傷させ、紛争の平和的解決に向けた約束に反するものである」と指摘。

 その上で「米国は引き続きインド太平洋地域における航行の自由と上空飛行の自由を支持していく」と表明した。

 さらに、中国が台湾総統の発言を非難したことで再び緊張が高まっている台湾海峡(Taiwan Strait)をめぐっても「安定を守るため」ASEAN諸国の首脳と協力していきたいと述べた。(c)AFP