30代の中国女性 風邪で12時間に20回以上心臓停止
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【10月11日 CGTN Japanese】中国東部の浙江省に在住している35歳の女性、王さんは自営業でよく深夜まで働いていました。最近、王さんは少しめまいがして手足に力が入らないと感じたため、風邪だと思い、自己判断で消炎薬を服用しましたが、症状は緩和されず、胸の圧迫感や息切れ、動悸(どうき)、悪寒、発熱の症状が現れ、急いで地元の病院へ行きました。検査の結果、重度の心筋炎と診断され、医師は王さんに直ちに浙江省人民病院へ転院するよう勧めました。
王さんは一晩約12時間の間に心臓の拍動が断続的に停止しましたが、いずれも回復に成功しました。多方面の立ち会い診察と全力の救命処置を経て、翌日午前、王さんの心臓はついに規則正しい拍動に戻りました。
同病院心臓内科の丁亜輝副主任は、「風邪だと思っていても、致命的になる可能性もある。息苦しさや動悸などが現れるのは、実は体が発する警報と救助信号だ」と話しました。患者は救急室に到着した時にすでにショック症状があり、「爆発性心筋炎」と診断され、速やかに救命処置をしなければ命に危険が及ぶ可能性があったとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News