キリオス、来年の全豪OPで復帰へ 大会責任者が自信
発信地:メルボルン/オーストラリア
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【10月10日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament)の責任者を務めるクレイグ・タイリー(Craig Tiley)大会ディレクターは10日、けがで長期離脱している男子のニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)が来年の同大会で復帰することを信じていると話した。
キリオスは膝や足、手首のけがに悩まされ、ここ2年で出場したのは1試合のみとなっているが、タイリー氏は来年の全豪オープンに向けた会見で「ニックにはぜひ2025年に復帰して出場してほしいと思っているし、そうなると信じている」述べた。
「彼は今練習して、実際にプレーしている。ここ数日、彼のチームと連絡を取り合っているが、本人も出場することを十分に期待している」
ツアーを離れている間のキリオスは解説者を務め、世界ランキングは落ちているが、タイリー氏はキリオスがプロテクトランキング(負傷などの理由で長期離脱した選手の救済制度)を使うかワイルドカード(主催者推薦)で本戦入りするだろうとの見方を示し、「本人も望んでいることだ。彼は今、1月に向けて精神的な準備をしているし、われわれも彼の姿を見られることを十分に期待している」と付け加えた。
現在29歳のキリオスは、2016年に自己最高の世界ランキング13位を記録し、2022年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)ではノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に次ぐ準優勝を果たした。
来年の全豪オープンは1月12日から26日まで開催される。