ピカソ作品にガザ母子の写真貼りつけ、対イスラエル武器売却に抗議 英
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【10月10日 AFP】英ロンドンのナショナル・ギャラリー(National Gallery)で9日、環境・平和団体の活動家がイスラエルに対する武器禁輸を求め、パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)の名画「母性(Motherhood)」に、血まみれになったパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)の母子の写真を貼り付けた。
同ギャラリーによると、活動家2人が逮捕された。絵画に損傷はなかった。
環境や政治をテーマに活動する若者の直接行動グループ「ユース・デマンド(Youth Demand)」は声明で、ピカソ作品を保護していたガラスのカバーに写真を貼り付けたと述べた。
ユース・デマンドがSNSに投稿した動画には、活動家の1人が「パレスチナに自由を」と叫びながら、展示室から連行される様子が映っていた。床に倒れたもう1人は、英政府はガザでの「ジェノサイド(集団殺害)に加担している」と抗議していた。(c)AFP