【10月9日 AFP】オーストリアのエナジードリンク企業レッドブル(Red Bull)は9日、サッカー部門のトップにイングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)などで監督を務めたユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)氏(57)が就任すると発表した。

 昨シーズン限りで9年率いたリバプールの監督を退任したクロップ氏は「25年近く監督を務め、このようなプロジェクトに関わることができるのはこれ以上ない喜びだ」とコメントした。

 レッドブルは現在、ドイツ・ブンデスリーガ1部のRBライプツィヒ(RB Leipzig)やオーストリア1部のレッドブル・ザルツブルク(Red Bull Salzburg)、米メジャーリーグサッカー(MLS)のニューヨーク・レッドブルズ(New York Red Bulls)などを所有している。

 来年1月1日に正式に就任する。

 レッドブルは、クロップ氏の役割について「各クラブの日々のビジネスに関与することはなく、高いレベルの戦略的ポジションを担うことになる」と説明しており、クロップ氏本人も「レッドブルのクラブのコーチ陣と経営陣のメンターになることが主な役割になる」と述べている。

 独スカイの報道によると、クロップ氏の契約には、ドイツ代表から監督就任の打診があった場合に退任することが可能となる条項も含まれている。

 クロップ氏は独ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)を経てリバプールの監督に就任し、プレミアリーグと欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)などで優勝を果たした。(c)AFP