イスラエルで越境攻撃1年の追悼式典、開始直後にガザから飛翔体
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【10月7日 AFP】イスラエル軍は7日、昨年10月7日のイスラム組織ハマス(Hamas)の越境攻撃による犠牲者の追悼式典が始まった直後にパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)から少なくとも4発の飛翔体が発射されたと発表した。
軍は、ガザ地区に近い複数地域で7日午前6時31分に空襲警報が鳴り、4発の飛翔体がガザ地区南部から飛来するのが確認されたと発表。うち3発は空軍が迎撃し、残り1発は何もない地域に落下したのを確認したとしている。
これに先立ち同日、ガザ地区東部から発射された「不審な飛翔体」2発の撃墜についても報告していた。
さらに、ハマスのロケット弾攻撃による「差し迫った脅威」も阻止したとし、ガザ地区全域でハマスの発射拠点および地下のテロ基盤を攻撃したと述べた。さらに、ガザ地区中部の標的を夜通し爆撃したともしている。
軍によれば、レバノンと接するイスラエル北部地域でも空襲警報が鳴り響いた。イスラエル軍はレバノンのイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)との戦闘を続けており、同国からは連日、イスラエルに向けてロケット弾攻撃が行われている。
ガザ地区からのロケット弾については、ハマスの軍事部門、イザディン・アルカッサム(Ezzedine al-Qassam Brigades、カッサム旅団)がイスラエル南部に発射したとする声明を発表。
ガザ地区最南部ラファ(Rafah)にある検問所と、ガザとの境界に近いケレムシャローム(Kerem Shalom)検問所、さらにはイスラエルのキブツ(生活共同体)・ホリット(Holit)に「集まっている敵」に向けて飛翔体を発射したとしている。(c)AFP