【10月5日 AFP】スポーツ仲裁裁判所(CAS)は4日、サッカー元フランス代表MFポール・ポグバ(Paul Pogba)に科されたドーピング違反による出場停止処分が、4年から1年6か月に短縮されたと発表した。

 イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)に所属するポグバは同日、「悪夢が終わった」と心境を吐露した。

 ユベントスと2026年まで契約しているポグバは、2023年8月に行われたウディネーゼ(Udinese)とのリーグ戦後の検査でテストステロンに陽性反応を示していた。

 この日、32歳の誕生日を迎える4日前の来年3月11日から競技への復帰が可能となると、英PA通信に出した声明で「ようやく悪夢が終わった。再び夢が追い掛けられるようになる日がくるのを楽しみにしている」と喜んだ。

 さらに、「これまでずっと主張してきたように、医師から処方されて摂取した栄養補助食品は、男性アスリートのパフォーマンスに関して影響を与えたり向上させたりするものではなく、それが世界反ドーピング機関(WADA)の規則に違反するものだとは決して知らなかった」と改めて説明しつつ、「この期間は人生の中でも非常につらかった。なぜなら、これまで自分が懸命に努力してきたことの全てが停止してしまったからだ」と述べた。(c)AFP