【10月3日 AFP】イスラエルの商業都市テルアビブ(Tel Aviv)で1日夜に起きた銃とナイフによる襲撃事件で、パレスチナ自治区ガザ(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)軍事部門、イザディン・アルカッサム(Ezzedine al-Qassam Brigades、カッサム旅団)が2日、犯行を認める声明を出した。事件では7人が死亡している。

 ハマス軍事部門は「(占領されたヨルダン川西岸)ヘブロン(Hebron)市の戦闘員によって行われた英雄的な『ヤッファ作戦』の責任を負う」と声明を発表。

 また「襲撃は、イランによって実行された(イスラエル)中心部への激しい攻撃と同時に行われた」とし、イスラエルへの約200発のミサイル攻撃に言及した。

 イスラエル警察は当初、襲撃で6人が死亡したとしていたが、2日朝、もう1人の死亡を発表した。また負傷者は17人としている。

 イスラエルのメディアは、犠牲者のうち3人がイスラエル人、1人はジョージア人と特定。ギリシャ、モルドバ両政府は、自国民1人ずつが犠牲になったと確認した。残り1人の身元は明らかになっていない。

 襲撃したのは2人で、警察によるとアサルトライフルとナイフで武装していた。2人は警察によって無力化された。(c)AFP