【10月4日 CGTN Japanese】金物の日用品開発を手掛ける「中国日用五金技術開発センター」の呉慶副主任はこのほど、北京で「この10年来、中国のスマートロックの生産・販売規模は安定した成長の段階に入っている。同時に、世界におけるハイエンドスマートロックの市場規模も引き続き成長しており、市場にはまだ巨大な余地がある」と指摘しました。中国全土での2023年のスマートロック生産・販売台数は前年比12.7%増の約2230万台に達しました。2024年には、その数は2500万台を突破する見通しだということです。

 呉副主任は、「中国のスマートロックブランドは世界市場で主導的な地位を占めており、技術、デザイン、製品、機能、使い勝手、サービスのいずれの面でもリードしている。中国のスマートロックブランドはコア技術の面で世界の他のブランドより1世代か2世代先を行っている」と述べています。

 また、コンサルタント会社の尚普諮問集団の曹頡副総裁は、「世界のスマートロックの市場規模は引き続き拡大しており、今後数年間は比較的高い成長率を維持する見通しだ」と予測しています。曹副総裁によると、中国は世界最大のスマートロック市場の一つであり、消費者のスマートロックに対するニーズも絶えず変化し、高度化しています。当初の単一の機能に対するニーズから現在の個性化、スマート化に対するニーズまで、消費者のスマートロックに対する期待はますます高まっているということです。

 一方、呉副主任は、「今後、消費者のスマートロックに対するニーズが高度化し変化するのに伴い、中国のスマートロックブランドは製品性能とユーザーの使い勝手を向上させ、世界のユーザーにより良質でスマートな家庭生活をもたらしていく」と意気込みを見せました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News