中国山西省の炭層ガス新規確認埋蔵量、23年は1638億立方メートル超す
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【10月2日 Xinhua News】中国山西省自然資源庁がこのほど発表した「山西省非在来型天然ガス基地建設成果(報告)」によると、2023年の炭層ガス(コールベッドメタン、CBM)資源の新規確認埋蔵量は1638億800万立方メートルで過去最高を更新した。
炭層ガスは「炭鉱ガス」と呼ばれ、炭層から産出されるメタンを主成分とする非在来型天然ガスで、燃焼時に排ガスをほとんど発生せず、世界各国が開発・利用を急ぐクリーンエネルギー、戦略的資源となっている。
同省はここ数年、炭層ガス資源の探査・開発で良好な進展を遂げており、確認埋蔵量は年々拡大している。19~23年の新規確認埋蔵量は累計で2716億7100万立方メートルに上った。
中国の省(直轄市・自治区)の中でも同省は炭層ガス資源が極めて豊富で、開発の潜在力が大きい。地下2千メートルより浅い炭層の推定資源量は約8兆3100億立方メートルで、全国の約3分の1を占める。22年末時点の地質埋蔵量は7604億2700万立方メートルだった。(c)Xinhua News/AFPBB News