イスラエル、阻止せねばトルコも標的に エルドアン氏
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【10月2日 AFP】トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は1日、イスラエルによるレバノン地上侵攻を非難し、国連(UN)などの国際機関に対し、「これ以上時間を無駄にせず」イスラエルを阻止するよう求めた。
エルドアン氏は立法年度初日の議会開会演説で、「イスラエルが何をしようと、遅かれ早かれ阻止されるだろう」「全ての国家、国際機関、特に国連は、これ以上時間を無駄にせず、イスラエルを阻止しなければならない」と述べた。
エルドアン氏は、イスラエルがパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で行っている「テロとジェノサイド(集団殺害)」がレバノンにまで及んでいると指摘し、阻止しなければ、トルコも標的にされると警鐘を鳴らした。
エルドアン氏は「率直に言って、イスラエル指導部は、約束の地という妄想と純粋な宗教的狂信に基づいて行動している。パレスチナとレバノンの次は、トルコも狙うだろう」と述べた。
さらに、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相をナチス・ドイツ(Nazi)の指導者アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)になぞらえ、「巨大な鏡に映った自分の姿を見たヒトラーが阻止されたのと同様、ネタニヤフも阻止されるだろう」との見解を示した。(c)AFP