シナーがアルカラスとの決勝へ 地元WCにストレート勝ち 中国OP
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【10月2日 AFP】テニス、中国オープン(China Open 2024)は1日、男子シングルス準決勝が行われ、世界ランキング1位で大会第1シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)はワイルドカード(主催者推薦)のブ・ユンチャオケテ(Bu Yunchaokete、中国)を6-3、7-6(7-3)で退け、決勝に進出した。
連覇を狙うシナーは、決勝で第2シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)と激突する。
今大会期間中には薬物騒動が再燃した中、試合後には「今はとてもデリケートで難しい時期になっている」とし、「だから今はすべての勝利が大きい」と話した。
シナーは3月に行われた薬物検査で2度陽性反応を示したが、テニスの不正監視団体ITIAは過失はなかったとして大会への出場継続を容認。これに対して世界反ドーピング機関(WADA)が先月28日、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴して最大2年の出場停止処分を求めると表明していた。
この日対戦した22歳のブとは初の顔合わせで、相手は前週の杭州オープン(Hangzhou Open 2024)でも4強入りするなど絶好調だったが、建国記念日に会場に集まった大勢の熱狂的な中国のファンの前でストレート勝ちを収め、これでツアー連勝を15まで伸ばした。
アルカラスは第3シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)を7-5、6-3で下し、今大会ここまで1セットも落とさずに決勝へ駒を進めた。
シナーとは過去9度対戦し、通算では5勝4敗と勝ち越しているが、昨年の中国オープン準決勝では敗れている。(c)AFP/Peter STEBBINGS