【10月1日 AFP】(更新)米大リーグ(MLB)の歴代最多安打記録を誇り、後に野球賭博で永久追放処分を受けたピート・ローズ(Pete Rose)氏が30日に死去した。83歳。選手、監督として所属したシンシナティ・レッズ(Cincinnati Reds)が発表した。

 発表によれば、ラスベガス(Las Vegas)市内で亡くなった。

 ローズ氏はMLB1年目の1963年にナ・リーグ新人王に選出されると、68年、69年、73年の3度にわたり首位打者を獲得。73年にはナ・リーグのシーズン最優秀選手(MVP)にも輝いた。

 24年間の現役生活では、レッズ時代の75年、76年とフィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)時代の80年の3度にわたりワールドシリーズ制覇を経験。オールスターにも通算17度選出され、歴代最多となる五つのポジション(左翼、右翼、一塁、二塁、三塁)を守った。

 しかし、レッズの監督をしていた89年に野球賭博に関与していたことが発覚し、リーグを永久追放となった。(c)AFP