リマのバス会社、ギャングの恐喝に抗議して異例のスト
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【9月27日 AFP】ペルーの首都リマで26日、ギャングによる恐喝に抗議して数千台のバスが運休した。ギャングによる恐喝は中南米の市民生活の悩みの種となっているが、このような抗議活動が行われるのは異例。
ギャングは、運輸会社1社あたり月に最大5万ソル(約200万円)の支払いを要求している。運輸会社のマネジャーらがAFPに語ったところによると、要求を拒否すれば、乗客を乗せている車両でも銃撃するという。
全国運輸統合協会のマルティン・バレリアーノ会長によれば、今年は14件の襲撃があり、3人の運転手が殺害されたという。
「この犯罪はどんどんひどくなっている。脅迫にこれ以上耐えることはできない」と同会長は語り「仕事に出かけるが、この治安の悪化のせいで家に帰れるかどうかわからない。恐喝は今や都市のテロになっている」と懸念を示した。
リマと隣接する港町カヤオでは、24時間のストライキで少なくとも3000台の車両が運休したため、バス停に長い列ができた。
ギャングによる恐喝は、メキシコから中米各国、コロンビア、エクアドル、ペルーに至るまで、市民生活に影響を与えている。⒞AFP