【9月27日 Xinhua News】中国国防部の張暁剛(ちょう・ぎょうごう)新聞(報道)局副局長兼報道官は26日の記者会見で、米陸軍長官が最近、訪日中に米陸軍多領域作戦部隊(MDTF)の配備について日本の防衛大臣と討議したと語ったことについて、米国が日本に中距離ミサイルシステム「タイフォン」を配備することを意味するとの分析があるとの質問に対し、次のように述べた。

 われわれは関係の動向を注視している。米国がアジア太平洋地域に中距離ミサイルを配備することは軍備競争の動きを激化させ、地域各国の安全を著しく脅かし、グローバルな戦略的均衡・安定を大きく破壊するもので、中国は断固として反対する。

 アジア太平洋が必要としているのは平和と繁栄であり、対抗と衝突ではない。われわれは米国がこうした危険な動きをやめ、地域の緊張をつくりだすことをやめるよう促す。同時に日本には、慎重に行動し、オオカミを部屋に引き入れ米国に迎合するのをやめるよう通告する。さもなければ自らを危険な状況へと押しやることにしかならない。中国は情勢の推移と自らの必要に基づき、断固として力強く対応する。(c)Xinhua News/AFPBB News