欧州で広く認められ評価される「中国のスマート製造」
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【9⽉26⽇ Peopleʼs Daily】パリ五輪の開会式では、1100機の無人機が五輪のエンブレムや聖火ランナーのイメージを正確に示す光と影の演出を見せた。このドローン編隊を提供したのは中国企業の高巨創新(HighGreat)だった。中国の技術は五輪の中継方式の革新も後押ししている。パリ五輪では、クラウドコンピューティングが衛星に代わって初めてライブ配信信号の主要な配信方式となり、うち3分の2以上の信号が阿里巴巴集団(アリババグループ、Alibaba Group)の阿里雲(アリババクラウド、Alibaba Cloud)を利用して世界に配信された。パリ五輪では東京五輪より15%以上多い1万1000時間の高精細映像が作られたが、五輪中継センターの面積は23%近く減少した。五輪中継サービスの最高技術責任者を務めたソティリ・サラムリ(Sotiris Salamouris)氏は「今回のオリンピックでアリババクラウドが大規模に採用されたことが大きかったです」と説明した。
7月に開催されたサッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2024-25)では、海信集団(Hisense Group)がビデオアシスタント審判(VAR)ディスプレーの公式パートナーになり、審判のより正確な判断を支えた。比亜迪(BYD)も公式パートナーになり、大会にグリーン・低炭素の移動サービスを提供した。
海信集団のフランス法人は現地の多くの消費者が新興ハイテク製品を好む消費習慣に対応し、現地と本社のスタッフによる研究開発チームを設立し、ターゲットを絞った製品ラインアップを出現させている。フランス法人の劉韜(Liu Tao)社長は、「レーザーテレビは部品の92%がリサイクル可能で、エネルギー消費量は液晶テレビの3分の1です。中国のスマート製造は欧州のスマート化、グリーン化の消費ニーズに合致しています」と述べた。
中国企業と欧州企業は太陽光発電、新エネルギー自動車などの分野での提携を通じて競争力のある良質な製品と技術を共に開発し、欧州のエネルギー構造のモデルチェンジと低炭素化発展を後押ししている。
スペインのエストレマドゥーラ(Extremadura)州のフランシスコ・ピサロ太陽光発電所は33万4000世帯にクリーンエネルギーを供給している。中国企業の諾誠光伏は5月、セルビア中部のパラチン(Paracin)に年間生産能力1ギガワット分の太陽光パネル工場と200メガワットの太陽光発電所を建設すると発表した。同発電所はセルビア最大の太陽光発電所になる。
中国の動力電池メーカーである寧徳時代新能源科技(CATL)の欧州初の電池工場として2023年初頭に操業を開始したドイツのテューリンゲン(Thuringia)の工場は、最終的に電気自動車(EV)18万5000~35万台分の需要を満たす年間3000万個の電池セルを生産する見通しだ。同工場はBMW、ダイムラー(Daimler)、ボッシュ(Bosch)など欧州の自動車ブランドに納品し、現地で約2000人の雇用を創出した。
フランス対外貿易顧問中国委員会気候変動作業部会のティエリー・ローレン(Thierry Laurent)部会長は、「中国のグリーン産業における成果は世界に恩恵をもたらしています。中国は世界のグリーン開発に大きく貢献しています」と述べた。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News